これまでの発達検査について

療育・成長

こんにちは!闇のマミィです。

このブログでは、発達障害(知的障害を伴う自閉症スペクトラム)の次男の日常をメインに、日々の成長や発達っ子ならではの苦労・悩み、支援の方法や工夫などを発信していこうと思います。

 

今日は、怪獣くんがこれまでに受けてきた発達検査についてお伝えしようと思います。

発達検査とは、簡単に言うと、検査を受けた子が実際の年齢に対して、何歳くらいの発達具合なのか、数値で表してくれる検査です。発達指数(DQ)と言う数値で表します。

項目は検査の種類にもよりますが、例えば『新版K式発達検査』だと、

  • 運動・姿勢
  • 認知・適応
  • 言語・社会

そして全領域の総合評価に分けられています。

 

低年齢の子が最初に受けるのは、『新版K式』や『田中ビネー』、『遠城寺式』などが多いのではないかと思います。就学前や少し年齢が上がると、『WISC』を受けることも多いです。

正確には、『田中ビネー』と『WISC』は知能検査と言って、発達指数(DQ)を計るものではなく、知能指数(IQ)を計るものです。知的障害の有無を診断するときに受けるのが知能検査です。

どの検査を受けるかは、その地域や病院、自治体によって異なります。

 

うちの怪獣くんは

1、新版K式発達検査:2歳3か月の時、市の発達センターにて

2、新版K式発達検査:3歳0か月の時、引っ越し後の療育センターにて

3、田中ビネー知能検査Ⅴ:3歳2か月の時、児童相談所にて

合計3回受けています。

本来、同じ検査を受ける時は1年以上期間を空けなくてはいけないのですが、転勤に伴い療育先を変えなくてはいけなくなり、引っ越し先の療育施設に入園する為にはそこで発達検査を受けるのが必須だったので受けました。

あまり頻繁に受けると、検査の内容を覚えてしまい、正しい数値がでないからみたいです。

それでは、怪獣くんの検査結果と検査時の様子を見ていきます。

 

新版K式発達検査:2歳3か月の時、市の発達センターにて

【結果】

姿勢・運動DQ100(2歳4か月相当)

認知・適応 DQ63(1歳6か月相当)

言語・社会 DQ27(0歳8か月相当)

全領域 DQ62(1歳5か月相当)

【様子】

この頃の怪獣くんは、場所見知りと人見知りがピークで、検査室(初めて来た場所)に入るだけで泣いていました。本来なら一人でイスに座り、心理士さんと1対1で向き合って行うのですが、イスに座ることもできませんでした。私の膝に座り、心理士さんが出したおもちゃに手を伸ばす事が精一杯です…

まともに検査を受けることもままならなかったので、結果の数値も参考程度で、と言われました。

発語は一つもなかったので(3歳過ぎた今もないですが)、数値は低いだろうなぁと思っていましたが、言語のDQ27はショックだった記憶があります。8か月ですよ😅完全に赤ちゃんです!バブー👶まあ、検査中も泣く以外、声も発しなかったので、当然です。

検査結果は後日、医師から報告を受けたのですが、この時初めて

「診断名を付けるならば、自閉症スペクトラムで間違いないと思います」と言われました。

自分で検索して、覚悟はできていたつもりだったけど、やはりショックでした。

新版K式の検査は詳しい結果や今後の課題や工夫等が書かれた物を書面で頂けます。

自治体や施設によっては有料のところもあります。

 

新版K式発達検査:3歳0か月の時、引っ越し後の療育センターにて

【結果】

姿勢・運動 DQ102(3歳1か月相当)

認知・適応 DQ58(1歳9か月相当)

言語・社会 DQ37(1歳1か月相当)

全領域 DQ58(1歳9か月相当)

【様子】

この検査は3歳になってすぐの時期でした。場所見知り、人見知りはかなりマシになっていたので、前回と違って検査自体はまともに受けることができました。

しかし、発語は相変わらずゼロなので、言語の指数はかなり低いです。

目で見て理解できる課題(積み木や型はめ)はできるのですが、言葉で指示される課題や、記憶する課題(同じのはどれ?や、ワンワンどこにいる?)はできませんでした。

きちんと検査を受けられただけ成長したかなぁと思いましたが、数値的には前回より下がっていました。

私自身、この時はショックと言う気持ちはなかったので、少しずつ受容でき、前向きに療育に取り組めているなぁと、自分の成長?も感じました。(笑)

 

田中ビネー知能検査Ⅴ:3歳2か月の時、児童相談所にて

【結果】

精神年齢 1歳10か月

知能指数(IQ) 58

田中ビネーの項目はこの2つだけです。

知能指数が50~75なので軽度知的障害(4度)に該当し、愛の手帳(療育手帳)を交付してもらえることになりました。中度寄りの軽度って感じですね。

手帳交付のための検査は病院や発達センターではなく、児童相談所で行います。

【様子】

この日も終始ご機嫌で検査を受けることができました。ご機嫌ではあるものの、言葉で質問をされる課題は理解できていなく、ガン無視していました。ご機嫌だったので、普段「ちょーだい」と言われてもおもちゃを渡すことはないのに、この日はすんなり『どうぞ』できていたのには驚きました😳

田中ビネーの検査は、本来母子別室で行うんですが、怪獣くんはなかなか分離が難しいので、母子同室でやらせてもらいました。詳しい内容はまた別の記事で書こうと思います。

 

最後に

3回の発達検査を受けて感じたことは、検査当日の子供の体調や機嫌、検査者のタイプによって、(ドライな方もいれば、保育士さんのような明るい方も)結果がだいぶ変わってくると思いました。

普段できていることが検査ではできなかった、なんてことも多いと思います。

どの検査も、本人の検査のほかに、親からの聞き取りがあります。

普段、こんなことはできますか?こんな時どうしてますか?など。

できること、できないこと、最近の様子などを普段からメモやノートに書き溜めて、持参するのもおすすめです。

困りごと等を聞いてくれ、結果の書面に工夫の仕方を具体的に書いてくださる医師や心理士さんもいるので、とても参考になります。

検査を受けることで、子供の得意・不得意を客観的に見て、理解することができるので、いい機会ですね。

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