就園までの道のり~幼稚園か?療育園か?~

療育・成長
Kindergarten yard to rear

こんにちは!闇のマミィです。

このブログでは、発達障害(知的障害を伴う自閉症スペクトラム)の次男の日常をメインに、日々の成長や発達っ子ならではの苦労・悩み、支援の方法や工夫などを発信していこうと思います。
今日は、うちの次男怪獣くんの就園までの道のりをご紹介しようと思います。
途中、引っ越しもあり、割と長い道のりでした...
幼稚園、保育園、療育園、自分の子供をどこに行かせようか悩んでる方に、少しでも参考になれば幸いです。
先に結論を言ってしまいますが、うちの怪獣くんは3歳(年少さん)から療育園に毎日通うことになりました。

就園を考え始めた時期

まず、就園先を真剣に考え出した時期は、2歳前でした。幼稚園の願書提出は大体秋ごろなので、願書提出の1年以上前です。
少し早いかもしれませんが、その理由は、プレスクール(2歳児クラス)に行かせようと思っていたからです。お兄ちゃんもプレに通っていたので、怪獣くんも早く預けて少しでも自分の時間がほしいなぁ~なんて呑気に考えていました。
しかし、プレに入れたいと思っていたこの時期には怪獣くんの発達について不安を感じ始めていたので、かかりつけの小児科に相談に行っていました。
この時期は全く喋ることもなく、癇癪も強く、意思疎通が不可能な状態でした。相談してるうちに、市の親子教室や療育を勧められ、こんな状態じゃ、とてもじゃないけどプレは難しいなと思い、諦めました。
お兄ちゃんのプレ時代からのお友達の弟たちと一緒にプレに通いたかったのですが、
「うちは、1年療育受けて、年少からしっかり入園できるように頑張るわ~」とママ友にプレに行かないことを報告しました。
この時は、まさか1年後お兄ちゃんやお友達と同じ幼稚園に行けないなんて思ってもいませんでした。

4月からの親子療育

2歳の誕生日が過ぎ、4月からは親子療育に週3日通っていました。

プレに入れて、1人の時間が持てると思っていたのに、まさかの親子でがっつり通園することになり、体力面もメンタルも、結構きつかったです。

しかし、ここの療育園で同じ悩みを持つママ友ができたり、就園のことを相談できる先生がいたので、通えてよかったなーと思っています。

療育園では月に1回は親の勉強会やお話会があり、さっそく就園の話も始まりました。

最初は他の兄・姉が通ってる園の情報を共有したり、先生が持っている情報を教えてくれたりしました。

ここの園は加配の先生が付くよーとか、上の子も発達に問題あるけど通えてるよーなど、ありがたい情報がたくさん聞けました。

4・5月はまだみんな希望の園は決まっていない感じでした。ただ、上に兄・姉がいる子は、同じ園を希望している子が多かったです。うちも、まだこの時期はお兄ちゃんと同じ園に行きたいと言う希望を持っていました。

 

園に問い合わせ・見学

5月の半ばから9月までは気になる園にひたすら問い合わせて、可能性が少しでもあれば見学や面談に行きました。

市内に私立幼稚園は30園以上あったので、通える範囲の幼稚園10件以上電話しました。

一番最初にお兄ちゃんが通っている、プレを諦めた園の園長先生に電話で聞きましたが、撃沈でした。やんわり断られました😭

他の気になる園や近場の園にも問い合わせをしました。

「うちの子、発達がゆっくりなんですが、そういう子を受け入れてもらうことは可能でしょうか?」

とか、

「うちの子、発達に遅れがあるのですが、加配の先生を付けてもらうことは可能でしょうか?」

などと質問しました。

※加配とは、支援が必要な子に対して、担任の先生とは別に、その子をサポートしてくれる先生です。園にもよりますが、支援が必要な子2~3人に対して、加配の先生が1人付くことが一般的です。必ずしも1対1で付いてくれるわけではありません。

しかし、私立幼稚園はほとんど加配を付けることは難しい、というお返事でした。

フリーの先生がサポートに入る事はあるが、1人の子に付きっきりになることはないと...

人員が足りていなかったり、先生を増やすにもお金もかかるし、難しい問題ですね。

 

電話の時点ではっきりと伝えてくれる園もありました。

「うちには療育に通っている子は1人もいませんね、難しいと思います」

最初は冷たく感じましたが、見学に行く手間も省けたし、もし入園できちゃったら、その後本人がツラくなってしまうので、最初に言ってくれて誠実と言うか、ありがたかったなと思います😅対応は丁寧だったので、誠実な園だなと思いました。

何件か、実際にお子さんの様子を見させてもらってから検討したいです、と言ってくれた園があったので、面談や見学に行きました。

しかし、そこの園は人数が多いマンモス園で、なかなか1人1人に目が行き届かないなーと感じたので、不安に感じました。怪我をしても何の報告もなかった、と言う噂も聞き、何も喋れないうちの怪獣くんには難しいかなと思い、候補から外しました。

もう一件、障害児を積極的に受け入れてくれる幼稚園もあったのですが、遠すぎてバスも来ないし、通うのが大変だなと思い諦めました。

 

一方、公立の園は発達の遅れや、障害が理由で断られることはありません。医療的なサポートが必要な子は相談や会議が必要ですが、基本的にはどんな子でも受け入れてくれるので、幼稚園に行かせるなら、公立のこども園一択でした。

幼稚園に通いながら、療育にも通う並行通園をしている子も公立園には何人かいるみたいでした。

 

幼稚園の見学の少し後に、療育園の見学会にも参加しました。療育園は幼稚園には行かず、週5で通う療育専門の園です。障害のある子しかいません。

当時住んでた市では、療育園に願書を出すと、検討会議が開かれ、この子は療育園にふさわしいか話し合われます。定員の人数も少なく、障害の重い順に入園が決まっていくので、かなり狭き門と言われていました。

しかし、療育園はやはり環境が整っていて、手厚く見てくれるので、安心感が半端ないです。

静養室(スヌーズレンの部屋)と言って、癇癪やパニックを起こしたときにクールダウンできる部屋もありました。暗い部屋に、ウォーターベッドやバブルタワー、キラキラした紐、プロジェクターなどがあり、大人が入っても心が落ち着く空間でした。

 

決断と絶望・・・

正直、言うことを聞かない発達っ子を連れて見学や説明会に行くのはかなりしんどかったです。走るのを止めたり、泣き止ませるのに必死で、まともに話も聞けなかったことがほとんどでした。

説明会や見学、全部で5~6件行ったと思います。その結果をダディと話し合って、うちの怪獣くんには、療育園が合っているんじゃないか、と言う結論が出ました。

ちょうどこの時期の怪獣くんは癇癪が酷く、自傷行為などもあり、一番荒れていた時期なので、療育園でしっかり見てもらいたいなぁと言う気持ちが強かったです。

療育園は幼稚園との願書の併用ができるので、療育園と公立のこども園、両方願書を出して、療育園に入れなかったらこども園にする、と通っている療育の先生にも報告しました。

公立のこども園のいい所は、定型児とも触れ合える、そのままのお友達と小学校に入園できる、働きたくなったら長時間預かってもらえる(保育園に転園しなくてもすむ)などがありました。

もう、受け入れてくれる所が限られていたので、これが一番いい選択だったと思います。

 

...ところが!!!

後は願書出すだけ、と言うタイミングで、ダディ家最大の事件が!!!

なんと、転勤が決まってしまいました。

ここまで、幼稚園の事を調べて、怪獣くんを連れて見学に行き、何日も悩んで決めたことが、一瞬で無駄になりました・・・

転勤の話を電話で聞いたときは、嫌すぎて、悲しすぎて泣きました。

受け入れられなくて数日落ち込んでいました。

せっかく仲良くなったママ友とお別れするのが悲しすぎて、もう、転勤断って転職するか?なんて変な思考も出てきていました。

近場ならまだしも、愛知県から東京に転勤です。

1か月のうちに家を探して決めて、引っ越しの準備をし、子供たちの幼稚園や療育、病院も探して。紹介状をもらって引き継いで・・・考えるだけで嫌になりました。

ダディはダディで仕事の引継ぎが忙しすぎて、子供たちのことはほとんど1人でやっていました。

大好きなお友達にも会いたいし・・・

この世から転勤なんて無くなればいいのに。本気でそう思っていた数日でした。

 

ただ、東京の事を調べていくうちに、幸いなことに、東京は幼稚園の願書提出の時期が、愛知より1ヵ月遅いことがわかりました。

9/1に辞令

10/1愛知の願書提出日

11/1が東京の願書提出日でした!!

もしかしたら、急いで調べれば間に合うかもしれない!!

ここから一気にやる気スイッチが入り、前向きに考えられるようになりました。

さあ、頑張れマミィ!!

 

長くなりましたので、東京での幼稚園探しは次回!

果たして、怪獣くんが行ける園は見つかるのか?

こうご期待!!

 

 

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